3Dクラフトフォト作品 & 写真作品 頒布会

3Dクラフトフォト作品 & 写真作品 頒布会

先ずは3Dクラフトフォトに取り組んだ経緯を

今では、スクラップブッキングとして、日本では、確固たる地位をえていますが、その原型はアメリカのお宅で写真を楽しむ方法、飾る方法としてはやっていたものです。

今から40年も前のこと、アメリカへの研修旅行のフリータイムの1日、富士フイルムニューヨーク支社長から、アメリカ人のお宅で、どのように写真を楽しんでいるのか みてみないかと勧められて、お宅を訪問したら、玄関先から、廊下の壁面はもちろんお部屋の中まで、家族での写真はもちろん、旅行の写真、仲間との写真などなど、いろいろな写真がいろいろな形で飾られているのに、まず、カルチャーショックをうけたものでした。

当時の日本では、仏壇の上に大きく伸ばした故人の写真を飾る習慣しかなかったといっても過言ではない時代です。

当時は、写真は、アルバムに整理して保管して、必要に応じて、そのアルバムをみるといったのが一般的でした。

お伺いしたときに、丁度、新しい作品を制作中で、どうせなら、つくってみないか・・ということで、持っていた写真を使って、半日以上居座って、いろいろな道具と材料を使って、スクラップブッキング制作の原点ともいえる作品作りを教えていただきました。
(英語をしゃべれるわけでもなく、単語とゼスチャーとで何とか伝わった感じですが・・)

その帰り際に、飾ってあった「3Dアート」なる立体的な絵を目にして、これを写真でできないだろうかと、惹きつけられて・・・。
しかしながら、いざ、制作しようとすると、絵は必要なものだけを描けばよいのですが、写真は、写したものすべてをいかにして加工していくかということで、早々に壁にぶちあたってしまいました。

仕事も忙しくなり、それどころではなくなってしまいましたが、縁は不思議なもので、ニューヨーク支社長だった方が、トップとして就任し、写真を楽しむ運動を仕事として携わることになり、試行錯誤の末、試作品をつくりあげたものの、万人が制作できる方法を考えないと・・ということで、またまたお蔵いりしてしまいました。

仕事を離れてから、新たな仕事を頼まれて、その商品の紹介をする活動をはじめ、面会の時間調整のために、通りかかった画材店に何気なくはいったところ、埃をかぶった5㎜角1㎜厚の貼ってはがせる両面糊つきのシートをみつけ、店頭にあった在庫品をすべてお譲りいただき、再度、3Dクラフトフォト制作にチャレンジしました。
当時、お手伝いしていた青少年おもカメ倶楽部作品展の一角に、その3Dクラフトフォト作品コーナーをつくって・・。

作品展を開催してから、早いもので10年経過

3Dクラフトフォト作品コーナーの開設がキッカケで、メンバーとともに制作をすることとなり、当方は教える側ではあったものの、メンバーが制作しているのをみていると、あらたに制作にあたってのヒントがたくさん得られ、初めての作品展開催へとなりました。

その後、横浜、金沢、新潟と立て続けに道外での作品展開催がつづきましたが、東神楽町での作品展のほかに、旭川市内でも数多くの開催をしてきました。

あわせて、3Dクラフトフォト制作のワークショップも作品展をご覧いただいた方のご要望で開催することになり、すでに200人超の方々がチャレンジされています。

受けられた方々の年齢層も広く、小学校1年生から84歳のご高齢の方まで・・・。

中には、夏休みの自由研究の作品作りのお手伝いで、東京・神奈川・札幌などから、メールをやりとりしながら作品をつくられた方もいらっしゃいます。

今回の3Dクラフトフォト作品 & 写真作品 頒布会

作品展開催のたびに、テーマを設けたり、開催場所に合わせた作品作りをしたり・・ということで、その作品数も、保管スペースがなくなるほどになってしまいました。

作品作りをはじめて、10年になりますが、今回は、かつて開催した47都道府県の作品を追加補充して、これらの作品を中心にして、特別価格で頒布することにしました。

あわせて、写真展で展示した作品(半切・全紙サイズ)も特別価格で頒布いたします。

フレームなし、バックシート加工をした超光沢のクリスタルプリントですので、飾る壁面にあうお好みのフレームを探してみるのも楽しいのではないでしょうか。
もちろん、写真展で使用したフレーム(全紙のみ)も、ご希望であれば特別価格で頒布いたします。

また、昨年開催されたアートマルシェに出展したおりに、たくさんのポストカードをお買い求めいただいた方のご要望もあり、200種超の北海道内の絵柄のポストカードも、出品することにし、目下、悪戦苦闘しながらも、手づくりポストカードとむかいあっているところです。

さらに、お客様のご都合にあわせての3Dクラフトフォト制作のワークショップも開催いたします。

盛りだくさんなことになってしまいましたが、写真を楽しむ、写真を飾るキッカケにでもなればと願っているところです。

作品をお安くご提供することに違和感をおもちの方もいらっしゃるとは存じますが、写真業界で「写真を飾る」「写真を送る」「写真を見せる」などなど、写真を楽しむ仕事にドップリ浸かったことでもあり、「写真を飾る」・・などのきっかけになればという気持ちで取り組まさせていただいております。

最後に・・

お時間がございましたら、お越しいただければと思っております。

約2週間の長丁場となりますが、毎日、午後からは会場にいるつもりですし、もし、午前中に・・ということであれば、おそれいりますが、ご連絡いただければ、会場にまいります。