実機型 4 FUJIFILM編
富士フイルム製カメラコレクターとして、実機型のFUJIFILM編は、いつアップするかとのメールをいただき、あわてて撮影し、紹介させていただきますが、貴重な2個だけ、説明をさせていただきます。
ゴールドのシングル8 P-1
富士フイルムが8㎜映画市場の需要開拓をするために、フイルムの装填方法を簡易化することに着目し、開発した「ラピット8方式」を開発、国内メーカーはもとより、海外メーカーにまで、新システムの採用を働きかけるとともに、1964年10月の東京オリンピック開催にあわせ、発売すべく生産にはいった。
ところが、コダック社が「スーパー8方式」を発表したこともあり、従来のW-8と同じ画面サイズで開発してきた「ラピッド8方式」にくらべ、コダック社の「スーパー8方式」の画面サイズは大型化をはかっており、急遽、富士フイルムは生産を中止し、完成した商品「ラピッド8」を廃棄処分にし、あらたに、画面サイズを「スーパー8方式」にあわせた「シングル8」を開発生産し1065年5月に発売した。このシステム最初のシングル8P-1」は、爆発的な売れゆきとなり一気に8㎜映画市場の普及拡大に貢献した。
また、一方では、この「シングル8 P-1」は、グッドデザイン賞を受賞し、その記念に、シングル8を積極的に取り扱ったカメラ店に対して、この「ゴールドのシングル8 P-1」を店頭装飾用に貸与したが、このゴールド色に塗られた機材は、廃棄処分となった「ラピッド8 P-1」である。
フジカフレックスオートマット型ペン立
富士フイルムは、フジカシックスⅠ型発売とほぼ同時期に、二眼レフ開発に入り、試行錯誤の末、最高級二眼レフカメラ「フジカフレックスオートマット」を1954年4月に発売した。
それから、約20年後に、ちょっとしたキッカケから、富士フイルム製カメラのコレクターにドップリはまりこみ、全国のコレクター仲間との交流がはじまり、これらのコレクター仲間の協力もあって、富士フイルムが国内発売してカメラ全機種を蒐集。2003年に会社を離れるとともに、富士フイルム製カメラのコレクターを卒業することにし、コレクター仲間数人から、記念にということで、いただいたのが、木製の「フジカフレックスオートマット型ペン立」である。