[49] FUJICA INSTAMATIC システム(試作)

イーストマン・コダックは、1963年(昭和38年)のフォトキナで、インスタマチック方式という新システム(コダパック・カートリッジフィルムとインスタマチックカメラからなるシステム)を発表下。

フィルムをカートリッジ化することによって、フィルム装てんを簡易化するとともに、巻き戻しを不要にしたもので、画面サイズは26mm×26mmの正方形で、126サイズと呼ばれ、誰でも簡単にフィルムを装てんでき、初心者でも気軽に写真を撮影することができるカメラとして、発表以来 話題を呼んだ。

富士フイルムは、対抗して、アグファと提携し、RAPIDシステムを採用することにしたものの、インスタマチックシステムのフイルムは、米国を中心とした市場は無視できず、海外市場を中心に販売するためにフイルムの開発をし、生産を開始した。 あわせて、フイルム開発との絡み合わせで、インスタマチックシステムのカメラ開発も並行して行い、特に、普及型機としてではなく、上級機市場での可能性も考慮し、試作機をつくり上げたが、製品化はされなかった。

 

FUJICA MATIC

KODAKにない仕様で、普及型というよりも、上級機種を基本にして開発した試作機である。

FUJINON 35ミリf2.8 マジキューブFLASH

 

FUJICA INSTAMATIC SINGLE REFLEX 

開発されたFUJICA FUJICA MATICのさらに上級機種という前提で、一眼レフ式カメラの試作機である。

FUJINON 35ミリf2.8  一眼レフ