水芭蕉 [旭川・春光台公園]
春光台公園の水芭蕉は、道内でも有数規模の水芭蕉の群生地。
しかしながら、湿地の乾燥化や帰化植物の侵入などにより生育区域が狭められてきており、この水芭蕉を守り育てるために、市民グループの「春光台公園水芭蕉保全・復元検討会」が、毎年、帰化植物の抜き取り作業を行い生育数の調査をするなど、保全・復元に向けた取り組みを実施している。
春光台公園は、旭川市の中心部から北約5kmに位置し、なだらかな丘陵地に帯状に設けられた眺望の優れた公園で、旧軍の演習地の一部を戦後、大蔵省から借り受け、その後、その大部分を市有地として取得し、公園化が進んだ。
春光台公園は、道道で分断されている公園で、東側が水芭蕉の群生地であり、西側は、キャンプ場や、冒険広場、パークゴルフ場などを有した「市民の森」として、造成され広く市民に利用されている。