しばざくら[滝上]
さくらを追いかけてアップしてきましたが、さくらの種類ではないけれど、締めくくりは「芝桜」にしてみました。 もともとは、北米が原産地とのことで、さくらに似た形の花をつけることから、「芝桜」とつけられたとか・・・。
地面を覆い尽くすように密生し、寒暑や乾燥に強く常緑のため芝生代わりに植えられていることもあるようです。
ということで、一面「芝桜」の公園が、全国あちこちにあり、時期が来ますと、「芝桜まつり」が、催されるのも共通していますが、その元祖といえば、北海道紋別郡滝上町にある「滝上しばざくら公園」ということになるのでしょうね。
「滝上しばざくら公園」は、1957年にミカン箱一つの「芝桜」を滝上公園の入り口に植えて以降、60年近く、地域が継続して「芝桜」の維持管理をして、今日では、10ヘクタールの広さという国内最大級の面積に植栽された「芝桜」は圧巻です。
北海道内では、滝上公園と広大さでは、双璧といわれる大空町にある「ひがしもこと芝桜公園」がありますが、1977年から8年の歳月をかけて、当時 畑作農家の中鉢さんという方が、ひとりで丘陵を開拓し、耕して一株一株「芝桜」をうえて、今日の7割がたをつくられ、その後、22年間「ひがしもこと芝桜公園」を管理されたとのことです。
規模の大小は別としても、北海道内には、倶知安町の「三島亭しばざくら庭園」、遠軽町の「太陽の丘遠軽公園」、足寄町の「里見が丘公園」などなど、あちこちにあります。
北海道外に目を向けますと、
・山梨県河口湖町の「富士芝桜」は、首都圏最大級約80万株の芝桜が富士山麓の広大な敷地に咲きます。
・栃木県市貝町の「市貝町芝桜公園」は、2.2ヘクタールに14万株の芝桜が植えられているとのことです。
・群馬県高崎市の「みさと芝桜公園」は、2.9ヘクタールに26万株の芝桜が植えられているとのことです。
・埼玉県秩父市の「秩父羊山公園」は、1.7ヘクタールに40万株の芝桜が植えられているとのことです。
・愛知県の「天竜茶臼山高原」は、2.2ヘクタールに40万株の芝桜が植えられているとのことです。
・兵庫県姫路市の「ヤマサ蒲鉾本社工場」の裏山の「芝桜の小道」は、時期がくると公開されるとのことですが、0.5ヘクタールに21万株の芝桜が植えられているとのことです。
・長崎県島原市の雲仙普賢岳噴火災害時に市民を守るため指定された砂防指定地を活用しつくられた公園は、2.2ヘクタールに25万株の芝桜が植えられているとのことです。
10ヘクタールと広大な北海道の「滝上しばざくら公園」「ひがしもこと芝桜公園」まではいきませんが、それぞれの風景とマッチした芝桜公園は、被写体としては、楽しみなスポットだと思います。 来年の芝桜満開時には、是非、チャレンジを・・。