3月のトップページ
とうとう!というのがよいのか、3月です。
立春はすでに過ぎたとはいえ、まだまだ厳冬です。 でも、日ごとに、日が長くなってきているので、もうすこしで春だという実感がわいてきています。
先月は、3年半ぶりに、約1週間、上京したものの、雑踏と右往左往する人の流れについていけず、ここに行こうか、あそこに行ってみようかと構想したものの、疲れ果てて、カットカットの連続でした。
そして1週間休んで、今度は、3泊4日で、糠平・鶴居村、釧路湿原・摩周湖・屈斜路湖・阿寒湖・網走・女満別・北見・層雲峡と、来年の厳冬期の撮影のご案内のチェックのため、元同僚とともに珍道中をしてきました。
ということで、3月のトップページは、それらの中かからえらび、アップしてみました。
雨氷
東京からの帰りの飛行機の中で隣に座られたご仁から、「旭川で″氷枝現象”ときいて、飛行機に飛び乗ったとのことで話こまれました。話を伺っていると、どうも、「雨氷現象では?」と思い、「雨氷では?」と、聞き直したものの、聞く耳持たずでした。
その日は、残念ながら曇り空で、きれいには見えませんでしたが、翌々日は青空も出て、「雨氷」がキラキラと輝いていました。
このキラキラ感を撮るのはなかなか難しい。 近くの公園の中を歩き回り、見つけ打出したのが、柳についた「雨氷」でした。
フロストフラワー
厳冬期にはいると、阿寒湖にできた「フロストフラワー」は、よくニュースにのります。 冬も後半に入ると、阿寒湖も、氷の上は雨期に覆われてしまい、なかなか「フロストフラワー」にはお目にかかれないようです。 ましてや、阿寒湖は、冬の表情フェスティバルの真っ只中ですから、なおさらです。
阿寒湖に宿泊した朝は、なんとなんと、氷点下28度とのこと、日の出撮影に出かけようと思ったのですが、あまりの寒さに、取りやめてしまいました。 宿を出て移動する途中で阿寒湖畔に立ち寄って、「フロストフラワー」探しをしたら、「危険」と、表示された柵の中に、「フロストフラワー」を見つけだし、撮影。 本当は、ローアングルで、バックの風景もいれて撮影したいところですが、それもできるような場所ではなく・・・。
流氷ノロッコ号
牽引する機関車「DE10」の老朽化もあり、この冬2月28日で、廃止になるとのこと、「撮り鉄」ではないけれど、「流氷ノロッコ号」と「知床連山」と「流氷」とをいれてと、あたまのなかでは、絵を描いて、北浜駅の網走よりのスポットに。
もちろん、カメラマンは一杯。でも、どういうわけか、線路わきの電柱もなく、柵もないスポットだけ、あいていました。 よくよく考えると、バックの風景よりも、「撮り鉄」の方々は、「ryy表ノロッコ号」の雄姿を撮影したいとのことのようですね。
前々日に、ほぼ1か月遅れで着氷した流氷でしたが、この日は、残念ながら、沖合に行ってしまったとかで、流氷なしのさつえいとなってしまいましたが・・・・。
音羽橋
前日から鶴居村に入って、3大給餌場の「国際ツルセンター」「イトウサンクチュアリ」「鶴見台」と、回ってきました。
背景がイマイチと思われる「鶴見台」を除くと、さすが、カメラマンが沢山訪れていました。 おそらく、海外からのカメラマンが7割がたいたのではないでしょうか。 特に韓国からこられた団体は、100万円以上する大口径望遠レンズをつけて、GITZOの高級大型三脚に装着して、迷彩調の防寒シートを被せて、ズラッとならんでいました。 これだけの機材を抱えてこられたのには、ちょっとビックリでした。
そして、用朝、早朝の「音羽橋」にも、同じ団体のバスが2台と待っていました。
達古武湖
釧路湿原に移動し、冬の「達古武湖」はどんな様子かと期待しながら到着しましたが、一面真っ白な風景でどうきりとったらよいのかとチョッと悩みながらも、歩き回り、雪原に一杯足跡を残してきてしまいました。
駐車場から夢ケ丘展望台に向かう小高い山々が雪と林によって形作られた感じにひきつけられて何カットか撮影したうちの一枚。
オジロワシ
「流氷とオジロワシ」、「流氷とオオワシ」カメラマンにとっては、是非ねらいたいものといわれる方々が多いです。
「オジロワシ」も「オオワシ」も、どちらも希少野生動物絶滅危惧種に指定されて保護されていますが、飛んでいる姿は勇壮です。
斜里岳をバックに「オジロワシ」飛んでいくのを慌てて撮影してみました。