[4] FUJICASIXⅢB

 

 

FUJICASIXⅢBを探して

富士フイルムOB氏より、「記憶は定かではないが、FUJICASIXⅢ型があったと思うが・・・」との話を聞いて、富士フイルム製カメラコレクターとしては、どんなカメラであったのか興味も増し、何としても手元において眺めてみたいとの願望もあり、知人の中古カメラ店店主やカメラコレクターに話すものの「そんな機種はない筈!」といって、一笑にふされてしまった。

それでも、富士フイルムOB氏がいうのだからと思って、諦めずに探していたら、10年近くかかってやっと手元に届いた。FUJICASIXⅢB表示の元箱を開けてみたら、中身はFUJICASIXⅡCSそのもの。でも、それを信じて、「フジカシックスⅢBの謎」と題して、2005年12月に発刊されたクラシックカメラ専科誌№78に寄稿した。しかし、現実はまちがっていたということが、その3年後に判明した。残念ながら、発行元の朝日ソノラマ社が廃業し、クラシックカメラ専科誌も廃刊になってしまい、謝罪できずに今日に至っている。

2008年年末に、チョッとしたキッカケから、祖父が富士フイルムに勤務されていたと言う方を知り、譲り受けたのが、FUJICASIXⅢBの本体と取扱説明書と元箱。本体は、FUJICASIXⅡCRと同じで、シャッタースピードが1/300秒までとなっている。何故、FUJICASIXⅢB としたのかは分からないが、ⅡCSⅡCR 両機をFUJICASIXⅡCと、総称して販売していたこともあり、主力機種であったFUJICASIXⅡCS との差別化をはかることを目的としたのかもしれない。