3Dクラフトフォトとは
“3Dクラフトフォト”とは 聞きなれない言葉ですが、同じ原版からプリントした10枚の写真を、遠景から少しずつ切り取り、一定の間隔をあけて貼り重ね、深さのあるフレームに入れると立体的にみえる作品のことです。
もともとは、アートの世界で、“蒔絵”を模したともいわれた作品、“デコパージュ”として、17世紀のヨーロッパでで流行しました。
その後、アメリカに渡って、立体的な作品となり、“3Dアート”“3Dクラフト”として発展してきました。
日本では、専用のボックスフレーム(シャドーボックス)にいれることから“シャドーボックス”といわれています。
写真の世界では、いつ頃から始まったのかは判りませんが、いろいろな手法で制作された作品が、少なくても 30年くらい前には世の中にあったようです。したがって、制作者によって、その名前もまちまちです。
見てみないとわからない立体写真といえます。
ちなみに当方の制作手法は、40数年前に、米国の家庭でスクラップブッキングの原点ともいえる研修を受けた時に、そのご家庭で目にした“3Dアート”を写真を楽しむための一つの方法として、写真で制作することができないだろうかと思い、以後、試行錯誤を続けてきました。
そんななかで、札幌で制作されている方に、札幌出張中にお目にかかることができ、教えていただいたのですが、どなたでもできるような手法ではなく、挫折してしまいました。
仕事の忙しさもあり、遅々として進まず、結局、仕事を離れてから、なんとか作品として日の目を浴びることができ、2008年開催の青少年おもカメ倶楽部のメンバーとともに制作した作品展のあと、2009年旭川市神楽公民館での作品展を開催し、その反響もよく、以後、横浜・金沢・新潟で開催させていただきました。
その後は、作品のテーマを変えながら、旭川市内を中心に作品展の開催をしてきております。
作品展開催に合わせて、製作講習のワークショップを開催したりしてきたこともあり、あちこちからお声かけをいただいて、ワークショップにご参加いただいた方々も300人近くになりました。
そのうち、100人近くは、小学生の夏休みの自由研究の作品作りのお手伝いでした。
今回の作品展では、初めての企画ですが、ご都合の良い日、ご都合の良い時間に合わせて開催をさせていただきます。
詳しくは会場にて、ギャラリースタッフまたは、当方が会場にいるときにお問い合わせいただければと存じます。