[62] FUJIFILM GX645 AF

[62] FUJIFILM GX645 AF

プロ写真家が求める究極の映像表現をめざして、光学・精密・電子、それぞれの分野に最先端技術を投入していこうと、ハッセルブラッド社と共同開発し、HASSELBLAD H1として、2002年9月25日から開催された フォトキナ2002で、645㎝判AF/AE一眼レフシステムカメラとして発表され、注目された。

なお、HASSELBLAD H1 は、日本を含む全世界の市場で発売され、日本総代理店シュリロ トレーディング カンパニー リミテッドが担当した。 FUJIFILM GX 645 AF Professional は、日本国内市場発売に限定され、製造会社の富士写真光機株式会社より発売された。

なお、未確認だが、レンズ、ファインダー、フィルムバックを 富士写真光機が製造を担当、カメラボディのみをHASSELBLAD にて製造し、中判最速のAF技術は、ミノルタより供与を受けたとされている。

 

FUJIFILM GX 645 AF

世界最速オートフォーカス、クラス最速1/800秒までのシンクロ全速同調、クラス初TTL自動調光ポップアップ式フラッシュ内蔵、装着レンズに合わせて適正露出を自動セットするプログラムバリアブルAE搭載、高鋼性アルミ合金ダイキャストボディとステンレス外装の、堅牢にして際立つ機動性、交換式フイルムマガジンに巻取り式遮光板内蔵、高速2コマ/秒のフイルム急送、デジタル化への拡張性をそなえ、プロが求めるニーズを満載して、2003年1月に発売された。

なお、レンズは、SUPER EBC FUJINON HC 80㎜f2.8、SUPER EBC FUJINON HC 35㎜f3.5、SUPER EBC FUJINON HC 150㎜f3.2、SUPER EBC FUJINON HC 50-110㎜f3.5-4.5が、発売と共に準備され、その後、SUPER EBC FUJINON HC 50㎜f2.8、SUPER EBC FUJINON HC 100㎜f2.2、SUPER EBC FUJINON HC macro 120㎜f4、SUPER EBC FUJINON HC 210㎜f4、SUPER EBC FUJINON HC 300㎜f4.5と、レンズ面での拡充がされた。

 

HASSELBLAD H1

日本国内ではスウェーデン大使館にて発表会を開催するという力の入れ方をし、2002年12月に、FUJIFILM GX 645 AFとは、ボデイ色を変更して、全世界同時発売された。

なお、レンズは、HC 80㎜f2.8、HC 35㎜f3.5、HC 150㎜f3.2、HC 50-110㎜f3.5-4.5が、新発売と同時に準備され、翌年には、HC 210㎜f4、HC 120㎜f4、HC 50㎜f3.5を発売し、システムの充実を図った。 また、FUJIFILM GX 645 AF は1機種で終わってしまったが、HASSELBLAD Hシリーズは、H1だけで終わらず、H2、H3・・・と拡がりをみせ、製品時から、デジタルパックを備えたデジタルカメラシステムにまで広がっている。