2月のトップページ
今年も一か月過ぎ去ってしまいました。
厳冬の北海道は、サンピラー、ダイヤモンドダスト、霧氷、雨氷、流氷、フロストフラワー、キノコ氷、アイスバブル、ジュエリーアイス、御神渡り現象、けあらし などなど、写真になる自然の変化による珍しい現象が見れる時期です。
しかしながら、これらは、一つの地域ですべてが見れるわけでもないし、お天気に左右され、時間に左右され、極寒に耐えながら、見れればハッピー!ということなのでしょうか。
これらの自然現象を写そうということになると、とりあえずは、覚悟を決めて、現地に赴くほかないのですが・・・。
キノコ氷(糠平湖)
糠平湖の冬の風物詩ともいわれる「キノコ氷」。
冬の糠平湖の水位が湖底まで下がると、湖底に沈んだ切り株の上に乗った氷をそのまま、湖面を突き破ることによって・・・。
毎年、大小100個以上のキノコ氷が出現することに…。
流氷(雄武日出岬)
流氷の海を作り出す源はモンゴル高原から中国、ロシアをぬけて、オホーツク海に流れるアムール川といわれています。
オホーツク海に流れ出した氷は、海流の南下とともに、雄武、紋別、網走、知床に流れ着き、着氷したり離れたりして・・・
フロストフラワー(網走湯沸湖)
凍り付いた湖上で、水蒸気が一面の花畑のように結晶する現象で、別名「霜の花」「冬の華」ともいわれています。
この現象が見れるのは、結氷した湖面に雪がつもっていないこと、気温がマイナス15度以下の極寒であること、そして無風であることといわれています。
アイスバブル(糠平湖)
湖底の植物から発生するメタンガスが、湖面にたどり着く前に凍りついて、白い無数の気泡が重なり、さまざまな凍った模様が・・・
今の時期は、積もった雪を掻いて、凍った表面を磨き上げていくと見れることがあります。
ジュエリーアイス
十勝川を覆いつくす氷が太平洋に流れ出て、太平洋の荒波にもまれているうちに磨き上げられ、透き通ったクリスタルのような氷になって、河口の大津海岸に打ち上げられ、太陽の光をうけて、時間とともに輝き方が変わってくる美しさは見事なものです。
ダイヤモンドダスト(美瑛二股)
空気中の水蒸気が冷やされて結晶ができ、この結晶が空気中を漂ってキラキラと光った状態で、「細氷」ともいいます。
この現象を見れるのは、気温がマイナス15度以下、湿度が高く、晴れて、無風であることといわれます。
特に美瑛町二股に架かるフラヌイ大橋からみるダイヤモンドダストは太陽の光の角度が良いとされ、いろいろな色が付いたダイヤモンドダストがみれるポイントです。