虹色のダイヤモンドダスト

虹色のダイヤモンドダスト

先日、晴天、氷点下30度、無風の日に、横浜から来られたカメラマンご夫妻を昨年撮影した虹色のダイヤモンドダストを 今一度 撮影しなおしたいとのことでお越しになられ、ご案内をしました。

もちろん、撮影ポイントは、美瑛町・二股に架かるフラヌイ大橋の欄干から。

このフラヌイ大橋は、フラヌイダム計画で造り替えられた橋で、平成3年ごろに完成しましたが、その10年後あたりにフラヌイダム建設計画が中止となりました。

そのおかげで・・ということでしょうか、虹色のダイヤモンドダスト撮影ができるメッカとして広まり、知れわたってきました。

昨年あたりから、カメラマン・観光客が、往来する地元農家の方々の車を気にすることもなく、道の真ん中を歩き回ることもあり、パトカーが巡回するようになったとの話もあります。

本来 橋の上に駐車することは、禁じられていますが、そろそろ問題視されるのではないかと思っています。

この日も、日の出6時36分の1時間以上前の5時過ぎに現地に到着しましたが、もうすでに30台近くの車が来ていて待機をしていました。

日出近くになって知人に会いましたが、もうすでに80台以上の車がとまっていたとのことで、まだまだ、次から次へと車は来ますので、100台は、有に超えているのでは・・・。

さすが。旭川ナンバーの自家用車が半数以上で、天気予報を見てから来られたのだろうと思ったり・・・。

また1/3近くの車はレンタカーで、冬道になれないドライバーがよくぞ・・・と、感心したりしてしまいました。

そんなことを考えながら、7時過ぎには林の陰から太陽が見えだして、期待をしたのですが、残念ながら、晴天、気温マイナス30度、無風と、絶好のタイミングでしたが、湿度が65%の影響を受けて、ダイヤモンドダストすら、うっすらとしか見れませんでした。(残念!)

振り返ってみますと、昨年は、お天気の状況をチェックしながら、4回 ご案内しましたが、2回しか、虹色のダイヤモンドダストにはお目にかかれませんでした。

通常のダイヤモンドダストは、白くあるいは日の出時刻は金色にキラキラと輝いているのですが、太陽の陽が差し込む角度と強さによって、空気中に舞っている氷の結晶が虹色に輝いて、望遠レンズで切り取ると、7色に輝く虹色のダイヤモンドダストの撮影ができます。

もちろん目視でも、シャボン玉のように虹色のダイヤモンドダストを見ることができます。

旭川市内でもみれるのではないかと思い、天気予報をチェックしながら、明日は、晴天、気温はマイナス26度、無風、湿度は80%にひかれて、10数年前に、旭川駅前にあった、旭川ターミナルホテル最上階の部屋に宿泊して・・・。

日出とともにカメラをセットし、準備万端 あとは、虹色のダイヤモンドを・・・と、思ったのですが、サンピラーは出て、その後ダイヤモンドダストはみれたものの、7色の虹のダイヤモンドダストにはなりませんでした。

また、「グラフ旭川」2月号の表紙写真に当方が撮影した写真が掲載され、発行された日に、何人かの方々から、「ここはどこ?」とのお問い合わせをいただき、翌日には天候のタイミングの良いので行かれたとのこと。

うっすらと、虹色のダイヤモンドダストは撮れたけれど、寒くて寒くて・・しばらくはチャレンジしない・・と。

※追記

せっかくお越しになられたけれど、期待のダイヤモンドダストにお目にかかれないのは残念ということで、当初は、富良野・鳥沼公園にご案内しようと中富良野までついたところで、急遽 行程変更し、トマムから池田まで高速を走り、一気に豊頃・大津海岸のジュエリーアイス撮影に。

そこそこ ジュエリーアイスも打ちあがっており1時間半ほど撮影されて、糠平湖のキノコ氷撮影に・・・。

バブルアイスとはどんなものかということになり、氷をこすって磨いて、なんとか、バブルアイスの様子は見ていただき、帰路に・・・。

朝4時30分に、旭川市内のホテルをでて、20時前に戻ってきました。ちなみに走行距離は、約500㎞。

翌日は、富良野・鳥沼公園近くを夜中に通った仲間からの連絡で、マイナス20度とのことで、期待をして、鳥沼公園に。旭川は曇り空でしたが、富良野は青空が出てきたものの、マイナス6度からマイナス9度あたりをうろうろとして、鳥沼公園は、期待したケアラシも出ず穏やかな池の風景。

多少奥の方に散策してはいると、フロストフラワーが、池の水の上に浮いた形で珍しい光景に遭遇。楽しみながら撮影をしていただき、無事 旭川空港までお送りしました。