写真展 美橋 魅橋 珍橋 傘寿をむかえる旭橋
主として学生むけのサロンとして開設されたフリースペースの「まちこみゅ」、壁面をギャラリーとして活用。
デジカメの時代になって、撮影に興味をもった中・高生が写真展を開催するようになったものの、飾って満足してしまう傾向があるとのことで、写真展らしい展示会開催をすることによって、何かの参考になるのではないかとのことで依頼され、作品展を開催することになりました。
日頃、気にせず、見慣れた「旭橋」ですが、今から80年前の1932年に竣工し、北海道遺産にも登録され、旭川八景にも選ばれています。
「旭橋」は、前が見えないほどの吹雪の厳しい冬も、真夏の暑い日も、悲しいできごとの多かった戦時中も、大きく発展した戦後も、旭川市民の生活をずっと見守り続けてきました。
ブレースト・リブ・バランスト・タイドアーチ橋という聞きなれない橋梁形式の橋ですが、国内では、「北上大橋」(岩手・一関)、「白髭橋」(東京・荒川/墨田)、「忠節橋」(岐阜)とともに、この「旭橋」しかないという珍しい橋です。
そして、「豊平橋」(札幌)、「幣舞橋」(釧路)とともに、「旭橋」は北海道三大名橋ともいわれましたが、「旭橋」のみが架橋当時の姿を残しています。
そんな「旭橋」を自然の変化とのコラボレーションを中心に展示しました。
期間 2012年7月30日~8月1日 (休館日なし)
時間 10時~20時
場所 まちこみ
旭川市4条通7丁目 まちなか交流館2階
なお、展示作品の内容は、「PHOTOGRAPH 旭川」にて、ご覧ください。