赤麦の丘
赤麦の丘は7月20日頃が最も良いのでは・・・とのことは聞いていたものの、昨年のように一部が倒れてしまったこともあり、今年は、お天気が気になり、スケジュール的に調整できるかと考えたり・・・・。 結局、3連休のまっただなかの7月14日にとりあえず、上富良野での用をたしながら、行ってみるかということにしました。
3連休でもあり、午後から家を出たためか、国道から富良野線の踏切を渡って・・とか、いろいろとルートを考えているうちに、北美瑛駅の踏切がおりてしまい、そのまま、国道を走ったら、美瑛坂で超渋滞。「わ」ナンバーの車、道外ナンバーの車ばかりが目につきました。美瑛坂をノロノロと、30分以上かけて、上って下って、先の方まで車、車、車。 上富良野へ行くのは取り辞め、途中から、パッチワークの路にはいって、赤麦の丘に直行。なんと、なんと、旭川をでてから、1時間15分も・・。 遠くへ行くことは避けて、裏道で行ける範囲内を走り回りながら、撮影を・・・。時間調整をして、5時15分頃に、再度、赤麦の丘へ・・・。あやしげな雲の動きをみながら、待つこと1時間。 雲間から、夕日が差し込んできました。 完璧とまではいかないものの、いい色の赤麦の畑にめぐり合いました。
赤麦
20数年以上前には、栽培されていた「タクネ」という品種の小麦で、熟れた穂や茎の色が、夕陽に照らされると赤く映えることで、「赤麦」と呼ばれるようになりました。
故前田真三さんが「麦秋鮮烈」で、この「赤麦」撮影した作品が衝撃となり、一躍、美瑛の丘が有名になりました。
「タクネ」という品種の小麦は、収益性の良い小麦に変わり、栽培している農家はなくなったしまいました。
美瑛町開基100年を機に、夕陽のあたる丘に、「赤麦」を復活させようと有志の会が発足し、美瑛町の農業を営む 高谷和秀さんが、生産をされています。今日では、「赤麦を守る会」として、赤麦のある丘の風景をまもることと、地場産品として、赤麦地ビール、赤麦うどん、赤麦粉などの商品を生産し、赤麦の消費拡大をすすめています。