ラベンダー畑
この時期になると、遅れていたお花畑はどこも満開となりました。 お花畑を見に来られる観光客の目は、何といってもラベンダーのようですね。そして、ラベンダーアイスを食べて・・・
昨日、ホップ畑の画像はないかとのお問い合わせをいただき、お天気予報が外れて良いようなので、撮影に行ってくるということで、急遽、出かけることにしました。上富良野のホップ畑(いずれアップします)での撮影を終えて、折角だから、中富良野まで足をのばして、ファーム富田まで。 なんとなんと、10時半すぎだと言うのに、駐車場は満杯状態。砂利を敷いてある離れた駐車場に辛うじて停めることが出来ました。
何はともあれ、今回は、何度か来て、開花が遅れていた「彩どりの畑」へ。 さすが、カメラマンが、三脚をたてて陣取っていました。 隙間を探して何とか入れさせていただき撮影開始。隣の沖縄から来たと言うカメラマン氏、いろいろと勉強してから来たとのことで、なかなかラベンダーのことも詳しい。お互いに持っている知識をあわせて纏めると次の通り。(ご参考まで)
ラベンダーの種が日本に持ち込まれたのは1937年。当初は香料用として入ってきて、札幌で手探りの中で栽培されるようになり、その後、上富良野でも栽培されるようになったのは戦後。
ファーム富田の富田忠雄さんは、このラベンダーの美しい畑を観て、花から香水や化粧品の原料がとれることに心を奪われ、1948年に農地の一部をつかって栽培を開始。周辺の農家もラベンダー畑を次から次へとはじめ、順調に拡大したので、富良野地方で北海道内の9割ちかくを占めるところまで成長した。
しかしながら、1970年代にはいって、合成香料が普及しはじめたために、ラベンダーの需要も激減し、ラベンダー農家は、ほとんどが断念してしまった。それでも、あきらめずに生産を続けた富田さんに朗報が来たのは、ラベンダー畑ごしに走る列車の風景写真が、1976年の国鉄のカレンダーに採用され、カメラマンが集まり始めたこと。その後、テレビドラマのロケ地として使われたり、お花を目当てにこられる観光客が訪れるようになり、今日では、100万人近くの人たちでにぎわうように・・・。
ラベンダーの香りは、「花」からも「茎」からも出ているけれど、「葉」がもっとも香りがでるところで、ラベンダーの「葉」を拡大すると白い毛がたくさんついていて、その毛には香りの元であるエッセンシャルオイルがたくさんついていると、テレビで放送してましたと教えていただきました。