[44] FUJICA STX シリーズ

 

FUJICA ST701を中心として拡がってきたFUJICA STシリーズならびにFUJICA AZ-1はスクリュー式プラクチカマウントであった。

レンズ交換スピードを速めるために、バヨネット式マウントの必要性に迫られ、FUJICA ST605Ⅱの機能をそのままにして、新たに開発されているAXシリーズ向けバヨネット式XマウントをAXシリーズ導入前に採用し、FUJICA STX-1を、海外市場向け普及機として発売した。

 

FUJICA STX-1

シャッター速度と絞りに連動するTTL測光を内蔵し、海外市場向け普及機として、1979年に発売された。

 

FUJICA MPF105X

FUJICA STX-1と同型の機種であるが、海外市場むけに、1979年に発売された。

 

PORST CR-1前期型

FUJICA STX-1のドイツのカメラ商社PORSTのOEM製品として、1979年に発売された。

 

CR-1(PORST)

PORST 表記の FUJICA STX-1のドイツのカメラ商社PORSTのOEM製品として、1979年に発売された。

 

FUJINON FG135

FUJICA STX-1の機能を生かし、Medical向けに、1979年に開発された。

 

FUJICA STX-1N

FUJICA STX-1の酸化銀電池使用から変更し、アルカリマンガン電池に変更しするとともに、露光調節を定点合致式から、Si受光素子による調節方式に改良して、1983年に発売された。

 

FUJICA MPF 105XN

FUJICA STX-1Nと同型の機種であるが、海外市場むけに、1983年に発売された。

 

PORST CR-1後期型

ドイツのカメラ商社PORSTのOEM製品として、FUJICA STX-1Nをベースに1983年発売された。

 

FUJI STX-2

STX-1の後継最終機として、海外市場向けに1985年に発売された。国内で発売されたAXシリーズの生産終了に伴い、国内の業務ユースとしての一眼レフ要望にこたえる形で、FUJI STX-2の継続生産をし、対応した。