7本になった“嵐の5本の木”
嵐の5本の木 嵐のメンバーが来てJALのCMの撮影が行われてから、心配していたことが現実になってしまいました。
ゴールデンウィークを過ぎたあたりから、道路端に車を止めて撮影する観光客が急激に増えてきました。
思い返せば、今までは遠くから撮影していた5本の木、はじめて、農家の近くの道路端に車を止めて撮影したのが、今年の3月4日。農家の方とばったりお会いし、「ここに車を止めて、今なら、小屋の裏に回って撮ったら樹の幹が良く撮れるよ」といわれ、撮影させていただきました。
丁度、JALの到着機が5本の木の近くを飛び、「うまく撮れたかな?」と気を使われ、「後日、進呈します」と約束し失礼しました(もちろん、後日お届けしました)。 そのころから、「5本の木」探しのため、レンタカーで来られている女性の方々に何度か、5本の木の場所を聞かれました。 そして、フッとよぎったことが、今年は、「5本の木」を目指して、観光客が襲ってきたら、どうなってしまうのかな?ということでした。
そんな、危惧していたことが現実になってしまいました。
観光客は早朝から晩まで入れ替わり立ち替わり訪れ、中には、我が物顔で、畑に中に入りこんで記念撮影。 もちろん、すべての観光客の方々がされているわけではございません。 ごく一部の方がされているのですが、これだけ、目に余るマナー違反があると、黙ってはいられなくなる気持ちは十分理解できます。
自分の家の庭に勝手に入ってきタ上に、庭にあるものを勝手に撮られたらどんな気持ちになるかを考えず・・という姿をみて、観光客の自分勝手な行動に堪忍袋の緒が切れてしまった。 そして、行政も、観光協会も、マスコミも助けてくれないなら、自分で防衛するほかないということで、5本の木近くに植林して7本に、さらに増やして、5本の木としての価値をなくしてしまおうと・・・。
農家の方の気持ちは分かりすぎるくらいわかりますね。
畑のところには、手作りで「農地には、入らないで」と表示されているし、観光スポットのアチコチに、「靴や車のタイヤから、ばい菌が畑にはいり込む恐れがあるので、畑には絶対入らないで‼」との表示を見ている(それでも、はいっている輩がいる)のだし、観光客としての最低限のマナーを守ってもらえないのは、残念なことです。
先日も5本の木に行きましたら、遠くから、「コラ~!」という声が聞こえてきました。あの温厚で親切な農家の方をここまで追い詰めてしまったのかと、悲しい気持ちになりました。
確かに観光のポイントとして、お客さまが、沢山来られることは地元としても嬉しいことだし、地元観光協会はもちろん、行政も、マスコミも、大喜びだとは思います。 観光協会が案内図を制作し配布したり、JALが旭川空港に大きな「嵐の5本の木のパネル」を制作し展示したり、マスコミは、それらをうまく訴求したりするけれど、その影響を被る農家の方々の事までは考えないですすめてきたということかもしれませんね。
こんな状況をみて、どうしたものかと・・・。 親切にしてくださった農家の方にお会いしても、声のかけようがありませんし、一個人で、問題提起しても・・との気持ちもあり、静かにしていることかな・・ということで、あえて、アップすることもしませんでした。 しかしながら、ネットの勢いというのは凄いもので、ネットをみて、いろいろな方々から、気にされて、メールをいただきましたので、あえて、ここで、注意喚起をさせていただきたいと思っております。
農家の方は、毎日毎日、お天気を気にしながら、農作業をし、雑草が生えたら抜き、虫がついたら、その周辺を手作業で取りさったりして、手間暇をかけて育て、収穫を楽しみにしながら、毎日、苦労をされています。
農家の方々にとっては、作物は命です。その作物が、観光客のかたがたによって荒らされてしまうなんてことは、あってはならないことです。
畑の中に入るのはもちろん、あぜ道にも、砂利道の農道(私道もあるので)にも絶対に入らないでください。舗装されている道路端から眺めたり、撮影をしたりしてください。
少なくても、このホームページをご覧いただいた方には守っていただきたいし、イレギュラーなことをしている他人をみたら注意してください。
お願いいたします。
富良野・麓郷のメルヘンの木が、農家の方によって、切り倒されたという事例もあります。
こんなことが、次から次へとおこったら悲しいことです。
お久しぶりです。娘さんと小学校の時同級生だった者です。最近よく一緒に撮影に出かけたりもさせて頂いています。
この記事を読み心を痛めていましたが、今晩NHKで記事と同じ内容の事が放送されていました。哲学の木、嵐の木、パッチワークの丘…カメラを始めたばかりの私にとってどこも全部憧れの地なのに「自分だけなら」「他の人も入ってるし」そんな気持ちから畑の中へ入ってしまったり、農作業中の農家の方をモデルに写してしまったり。「本当に、相当なストレスなんです」と仰っていました。
中には「そこまで(哲学の木に赤いスプレーペンキで×印が描かれていました)しなくても言ってくれればわかるのにねえ」と農家の方を批判するような観光客もいましたが、自分達の事は棚に上げて…といった感じに思えました。
本当に本当に素敵な場所に住まわれてる事が羨ましいです。ただ、その自然を守って行くのも、壊してしまうのも人間なんだという事に心が痛みました。
パパさんがここまで書く事も勇気がいる事だと思います。でも、一人でも多くの人がルールを守って観光、撮影してくれるようになる事を願っています。
私もいつか撮影に、遊びに行かせて頂けたらと思います。その際には色々ご案内頂けると嬉しいです。お会い出来るのを楽しみにしてます。
ご丁寧にありがとうございます。
ほんの一部の方の愚行が、観光客、カメラマン、嵐のファンすべての方々に向けられてしまうのが悲しいですね。
もし、土地の広さの大小は別として、自分のところに同じような事をされたら、怒り狂うだろうと思ったらできないことですね。
自分さえ良ければ・・という気持ちが、このような愚行に走るのではないかと思います。
ここまで、追い詰めてしまった農家の方の気持ちを思うと、残念で仕方ありません。
昨日のNHKのニュースもあとで、見ましたが、いまいち消化不良、もっと、農家の人の立場でつっこんで欲しかったと思っております。
でも、全国ネットで、問題提起をしてくれたことには、感謝しておりますが・・。
美瑛・上富良野・中富良野・富良野を走り回って、その風景をながめ、好きな撮影をしてまわると、時間の過ぎ去るのを忘れ、癒される者にとっては、さびしいことです。
あいかわらず、頼まれたら喜んで、撮影のスポットにご案内させていただいておりますが、注意する事項が、ドンドン増えていくことにならないようになれば・・と願っています。
いつでも、お越しください。
夏の始めも良いし、夏の後半も良いし、秋の紅葉も良いし、真っ白になった冬も良いし、春先も良いし、一年中、いつでも、すばらしい風景をご覧いただければと存じます。
もちろん、ご案内させていただきます。