[69] FUJI INSTANT CAMERA FOTORAMA FP
富士フイルムは、自動車運転免許所有者、海外渡航者、パート雇用者、学校受験者などなど、証明写真を必要とする人が年々着実に伸びている時代を反映して、証明写真のインスタント写真化に対応するべく証明写真市場向けの高品質、高画質のピールアパート式フイルムの開発とあわせ、インスタントカメラを開発するとともに、お店づくりを積極的に展開した。
証明写真に対応できるカメラとして、一度に4枚撮影できる4眼式のFP-14と、一度に2枚撮影できるFP-12を発売した。その後、パスポートなどの撮影もしやすくしたFP-452の発売をした。
さらに、運転免許証、就職・受験およびパスポート・ビザ用まで、各種証明写真サイズに対応できる1台3役の2眼証明写真撮影用カメラ FUJI INSTANT CAMARA FP-ULの発売をした。
また、ピールアパートタイプのインスタントフイルムを使用するプロ・業務用 FUJI INSTANT CAMERA FP-1 pro も発売された。
FUJI INSTANT CAMERA FOTORAMA FP-12
2眼式証明写真用カメラで、一度に46×73㎜の写真が2枚同時に撮影でき、付属品として、像縮小用アタッチメントレンズも2種類準備し、1984年9月に発売された。
FUJI INSTANT CAMERA FP-14
FUJI INSTANT CAMERA FP-12と基本的には同じであるが、4眼式を採用し、一度の撮影で、35×46㎜の写真が4枚同時に撮影でき、1984年9月に発売された・。
FUJI INSTANT CAMERA FOTORAMA FP-14RS
FUJI INSTANT CAMERA FP-14をベースにして、外部大型ストロボ撮影をかのうにするため、X接点を付加し、発売された。
FUJI INSTANT CAMERA FOTORAMA FP-452
2眼式証明写真カメラで、一度の撮影で、55×89㎜の写真が2枚同時に撮影でき、ファインダー内に顔[鼻]位置合わせマークが表示された。また、撮影距離は通常1.2mだが、アタッチメント使用により1.6mとなり、縮小撮影が可能な仕組みにして、1986年4月に発売された。
FUJI INSTANT CAMERA FOTORAMA FP-UL
運転免許証、就職・受験およびパスポート・ビザなど、各種証明写真サイズに対応できる1台3役の2眼式証明写真撮影カメラで、専用のコンバーター装着により、縮小撮影ができるシステムにし、1990年12月に発売された。
FUJI INSTANT CAMERA FOTORAMA New FP-UL
19992年11月より変更された新型パスポートに対応できるように、FUJI INSTANT CAMERA FOTORAMA FP-ULを改良して、1992年9月に発売された。
FUJI INSTANT CAMERA FOTORAMA FP-1 pro
プロ・業務用向けに、高品質・高画素のFUJI ピールアパート式フイルムを使用できるマニュアル調節のインスタントカメラで、とくに、①機動性を発揮できる蛇腹式折りたたみ式コンパクトボデイ ②プロ用カメラレンズと同じFUJINONレンズ装着 ③二重像合致式距離計連動 ④シンクロX接点 さらに、各種アクセサリーを充実し、あらゆる分野に活用できるシステムとし、1987年6月に発売された。
FUJI INSTANT CAMERA FOTORAMA ID
フォトID カード専用のカメラで、データと顔写真とが、同時に写しこまれるカメラを開発し、同時に2枚作成され、出来上がった写真をラミネートして完成するという小ロットのフォトIDカードを低コストで製作できるシステムカメラとして、1990年に発売された。