[50] POCKET FUJICA シリーズ

KODACKが、1963年に発表したINSTAMATIC[26×26ミリ]システムの特徴を継承しつつ、小型化を図り 1972年には、あらたに、110[13×17㎜]システムを発表した。 富士フイルムもこのシステムを採用することを決め、パーソナルカメラ時代の促進・確立をめざし、より便利で、より完全なものを・・との考えのもと、製品システムの充実とラボ体制の確立を図ろうと開発に全力投球した。

富士フイルムは、このカメラの商流も従来の特約店と呼ばれる商社だけではなく、全国に約150社あるフジカラーチェーンラボ網を取り纏めているフジカラー販売をあらたな取扱商社として加えた。

POCKET FUJICA 200

1965年3月に、POCKET FUJICA 200、300、400、500、600とフルラインアップを発売し、そのなかの普及機として、発売された。

 

POCKET FUJICA 200 アイボリー

POCKET FUJICA 200のアイボリー使用で、プレミアム用として、1975年7月に発売された

 

POCKET FUJICA 200M

POCKET FUJICA 200の明治ヨーグルトプレミアム用として採用された。

 

POCKET FUJICA 200F

POCKET FUJICA 200のプレミアム用(企業名不詳)として採用された。

 

POCKET FUJICA 200 Black

POCKET FUJICA 200の改良型で、海外市場向けに1976年に発売された。

 

POCKET FUJICA 200 Silver

POCKET FUJICA 200 Blackの Silver仕様で、海外市場向けに1966年に発売された。

 

POCKET FUJICA 300

POCKET FUJICA 200の上位機種として、マジキューブ使用からストロボ装着用X接点ホットシューを装備したり、レンズ構成も1群1枚から3群3枚構成にして、フルラインアップの一環として、1975年3月に発売された。

 

POCKET FUJICA 400

電子シャッター付EEシステムを採用したスタンダードのポケットカメラとし、フルラインアップの一環として、1975年3月に発売された。

 

POCKET FUJICA 500

プログラム電子シャッター付完全EE方式を採用し、焦点調節は3点マーク式とし、フルラインアップの一環として、1975年3月に発売された。

 

POCKET FUJICA 500 Black

POCKET FUJICA 500のBlack仕様として、1975年7月に発売された。

 

POCKET FUJICA 600

プログラム電子シャッター付完全EE方式に、逆光補整装置、セルフタイマーを加え、距離計連動式ピント調節と、本格派のポケットカメラとし、フルラインアップの一環として、1975年3月に発売された。

 

POCKET FUJICA 600 Black

PCKET FUJICA 600のBlack仕様として、1975年7月に発売された。

 

POCKET FUJICA 250 Flash

フラッシュ内蔵、普及型カメラとし、海外市場向け専用として、1976年に発売された。

 

POCKET FUJICA 250 TELE FLASH

POCKET FUJICA 250 FLASH をベースにして、24㎜と42㎜の切替が可能なカメラとし、海外市場向け専用として、1976年に発売された。

 

POCKET FUJICA 350 WIDE

スナップ撮影に最適な広角20ミリレンズを採用し、ワンタッチでクローズアップ撮影が出来るクローズアップレンズを内蔵し、1976年10月に発売された。

 

POCKET FUJICA 350 ZOOM

ポケットカメラではじめて明るいズームレンズを搭載し、1976年3月に発売された。

 

POCKET FUJICA 330 ZOOM

POCKET FUJICA 350 ZOOMをベースにして、手直しをし、海外市場向けに1978年12月に発売された。

 

FUJINON ZOOM110

ポケットカメラの最高機種として、1眼レフタイプの開発した。

 

POCKET FUJICA MACRO ZOOM

1976年春の開催された東京カメラショーで発表され、脚光をあびた。2倍ズームAE一眼レフタイプで、期待はされたものの、製品化までは至らなかった。

 

POCKET FUJICA 250

固定焦点普及型縦型のポケットカメラとして、1977年5月に発売された。

 

POCKET FUJICA 350 Flash

POCKET FUJICA 250を基本に、改良を加え、ストロボを内蔵し、1978年3月に発売された。

 

POCKET FUJICA 450 Flash

世界最小ストロボ内蔵のポケット縦型カメラとして、1977年3月に発売された。

 

POCKET FUJICA 550 AUTO

POCKET FUJICA 450を基本にし、ポケットカメラならではの撮影の簡単さに加え、自動調光のオートストロボを内蔵し、ポケットカメラの最高機種として、1978年4月に発売された。

 

POCKET FUJICA AW 前期型

シルバーを基調としたボディにオートワインダ―を内蔵し、フイル感度がISO100の時は、1/80秒に、ISO400の時は、1/320秒に自動的にセットされるメカニカルシャッターを採りいれ、1979年4月に発売された。

 

POCKET FUJICA AW 後期型

POCKET FUJICA AWを発売して間もなく、シルバー基調のボディ仕様に指紋が残りやすいとのことで、材質変更とシルバー塗装仕様に変更し、自然切替で発売された。

 

POCKET FUJICA AW Red

POCKET FUJICA AWをRED仕様にして、1980年4月に発売された。

 

POCKET FUJICA FLASH ZOOM

シルバー基調のボディにズームレンズを装着するとともに、ポップアップ式ストロボを内蔵し、1979年7月に発売された。

 

POCKET FUJICA 380 Flash

スライド式レンズプロテクターを採用し、1981年6月に発売された。

 

POCKET FUJICA 380 Blue

POCKET FUJICA 380 Flashを、ブルー仕様にして、1981年6月に同時発売された。

 

POCKET FUJICA 380 Red

POCKET FUJICA 380 Flashを、レッド仕様にして、1981年6月に同時発売された。

 

POCKET FUJICA 380 Flash SERENAL

POCKET FUJICA 380 のSERNAL プレミアム用としてだされた。

 

POCKET FUJICA HELLO KITTY FLASH RED

POCKET FUJICA AWをベースにして、ハローキティのキャラクターをカメラの全面にデザインし、レンズのプロテクターとしても兼用し、1981年11月に発売された。

 

POCKET FUJICA HELLO KITTY FLASH WHITE

POCKET FUJICA HELLO KITTY FLASH RED のWHITE仕様にして、1981年11月に同時発売された。

 

POCKET FUJICA AUTO POP

ストロボが必要な暗さになると、自動的にポップアップする機能を装備し、オートワインダー機能と共に、1982年5月に発売された。

 

POCKET FUJICA AUTO POP Blue

POCKET FUJICA AUTO POPをブルー仕様にして、1982年5月に同時発売された。

 

POCKET FUJICA AUTO POP Red

POCKET FUJICA AUTO POPをレッド仕様にして、1982年5月に同時発売された。

 

POCKET FUJICA MICKEY MOUSE

東京ディズニーランドオープンにあわせ、ミッキーマウスを前面にデザインし、1983年4月に発売された。