富士山周遊の旅 その7 古い建造物
由比本陣
徳川幕府によって江戸から京都まで、東海道を2里から3里[8㎞から12㎞]ごとの宿場が設けられ、その数は53宿場となった。
由比宿は、日本橋をたって、16番目の宿場で、本陣1軒と、脇本陣1軒に加えて旅篭屋32件とのことで、にぎわった場所とのこと。
由比町では、これらの本陣 屋敷などを整備し 、江戸時代のたたずまいを彷彿させ、当時の江戸文化に触れることができるように保存している。
蓬莱橋
明治12年 大井川にかけられた木造の橋で、牧之原台地開拓農民の出資により建てられたこともあり、住民以外は通行料金と取ったとのことで、現在も賃取り橋である。
全長8974mあり、「厄なし(8974)の橋」「長生きの橋」とも呼ばれ、映画やテレビドラマなどで登場したこともあり、観光スポットとなった。
平成9年には、「世界一長い木造歩道橋」として、ギネスブックにも認定された。
台風の影響で、橋脚が流出することがたびたびあり、その都度復旧作業に取り組み開通させるということを繰り返しながら今日でも保存されている。
古い建造物は、2度と造ることはできませんので保存していきたいものです。地域開発と称して、近代的な建造物を建てることに異議を唱えるわけではありませんが、どうしても、それらの建造物はスマートさ、デザイン性を重んじるためか、一見すると無機質な街並みとなってしまうのではないかと思っております。
古い建造物をただただ保存しろ等とは申しませんが、歴史的なものは、どこかに移築してでも保存して置くことが後世へ伝承するうえで大切なことだと思いますがいかがなものでしょうか。
今回の旅行な中だ、由比本陣と蓬莱橋とをみて再認識した次第です。